日々是精進、享楽的に。

人生楽しんだもの勝ち。楽しむために日々学ぶ。

最近多発する殺傷事件について思うこと

最近あまりにも殺傷事件をよく目にするので書くことにする。

 

自分の境遇を呪うのは自由だ。

世界を嫌うのも、絶望するのも好きにすればいい。

 

特別とびぬけた才能のない、いわゆる「普通の人」には辛い世の中。

 

毎年1万件近くの企業が倒産し、2万人以上が自殺している日本。

貧困率が先進国トップクラスで100万人以上が失業している。

企業が個人の人生を搾取し、病気においやることがあたりまえ。

年間2万人が死産、事故や病気で100万人以上が死ぬ。

 

妻は旦那を呪い、夫は嫁に暴力をふるう。

いじめを学校が隠し、親が子供の居場所を奪う。

 

人を救うはずの宗教が争いを産み、人を分断する。

いつでも世界のどこかで正義の名のもとに殺戮が行われている。

子供が戦争の道具にされ、恐怖と暴力しか教わらずに死んでいく。

 

人は弱くて愚かだ。

 

生きることは苦痛を伴う。

そんな世界に絶望してしまうのも無理はない。

 

だが無関係の他人を巻き込むことだけはしてくれるな。

 

人に迷惑をかけて、お互いの足を引っ張り合って、憎みあって。

見下して、バカにして、疑いあって、疎外しあって。

口ではきれいごとを言いながら、裏では嘲笑して。

他人のことはとことん無関心で、そのくせ自分には甘くて。

人を蹴落としてでも美味しい思いをしたいやつらばっかりで。

 

そういう、理不尽で汚くて残酷な世の中が嫌で絶望しているんじゃないのか。

 

だったらその片棒を担ぐようなことはしてくれるな。

自分さえ良ければいいという人間にはなるな。

嫌っている人間と同じになっちゃいけないだろう。

 

人を殺して自分はスッキリするかもしれない。

もしかしたら殺したいほど憎い相手だったのかもしれない。 

けど殺してしまえば、自分だけ良ければいいやつと同じだ。

 

他人を踏みにじることを正当化するな。

 

通り魔みたいな犯行を目にするたびに、世の中が怖くなる。

外を歩く気がしなくなる。犠牲者の痛みを思うと辛くなる。

 

次の被害者は自分かもしれない。

どこにいっても気が休まらない。誰のことも信用できない。

人が怖くなる。同じ人間である自分のことさえも嫌になる。

 

他人を踏みにじるということは、そういう世の中を作ることになるんだ。

生きづらい世の中を自分で作ってしまうんだよ。 

 

他人を嫌うのも自己嫌悪するのも好きにすればいい。 

それでも、人を害することだけは肯定しちゃいけない。

 

世界は苦痛で満ちている。

だからこそ、人が喜びを作っていかなきゃいけない。

 

不幸を増やすより、楽しみを増やそう。

世界が絶望を求めるなら、私たちは希望を作って戦おう。

「生まれてきてよかった」といえる世界にしていこう。